OERリポジトリの基盤システムとしては,全国の図書館向けのサービス基盤として利用されているリポジトリソフトウェアであるWEKO3を利用しています.
林正治,林豊,新妻聡,山地一禎(2021)JAIRO Cloudとコミュニティ―コミュニティ主導のクラウドサービスの実現―」,トランザクションデジタルプラクティス,Vol.2,No.2
*現行のWEKO3は2023年10月にバージョンアップされたもので,研究者が公開すると判断した研究データや関連の資料を公開するためのデータ公開基盤です.論文も含めたデータを登録,公開するために必要な機能を有しています.オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)と国立情報学研究所が共同で提供する機関リポジトリのクラウドサービス(JAIRO Cloud)を利用する機関は,クラウドサービスとしてWEKO3の機能を利用いただけます.
本ページでは,OERリポジトリに登録されているコンテンツ(OERのメタデータ)を紹介しています.
1.OpenCourseWare(OCW)
国内の高等教育機関が運営するOpenCourseWare(OCW)用のウェブサイトから,OERのメタデータを収集・表示しています.現在,収集対象としている機関は以下の通りです.
名古屋大学:名大の授業 NUOCW
京都大学:京都大学オープンコースウェア(OCW)
九州大学:QOCW
上智大学:上智大学オープンコースウェア
筑波大学:筑波大学オープンコースウェア
北海道大学:北海道大学オープンコースウェア
国際基督教大学:ICU OpenCourseWare
放送大学:放送大学オープンコースウェア
東京工業大学:東工大OCW
*上記機関はオープンエデュケーションを推進する団体である Open Education Japan(OE Japan)に所属しており,OE Japanと国立情報学研究所の連携に基づき,メタデータを提供していただいています.
2.機関リポジトリで登録された教材
オープンアクセスリポジトリ推進協議会(JPCOAR)および国立情報学研究所は,機関リポジトリサービスである JAIRO Cloud を共同運営しています.この JAIRO Cloud 内の機関リポジトリ上で JPCOARスキーマのLearning Object というカテゴリ(資源タイプ)で登録されているコンテンツのメタデータをIRDB(機関リポジトリ横断検索サービス)経由で収集し,OERリポジトリ上で表示しています.
国立情報学研究所 OERリポジトリ(試行版):https://oer.nii.ac.jp/
OERリポジトリ(試行版)とは,国内のオープンな教育資源(Open Educational Resources)を横断検索できるように,各ウェブサイト等からメタデータを収集したものです.
*ファイルや動画等のコンテンツ自体は,各アイテム(各OER)ページの 「コンテンツURI」 に記載されているURIをクリックするとご参照いただけます.
OERリポジトリ試行版は,国内のOERに関する情報を集約する場として,2024年5月に試行実験として提供を開始しました.
国立情報学研究所プレスリリース:OERリポジトリ試行版の提供開始~大学が開発した教材の横断検索が可能に~
2024年5月時点では,以下2種類の教育資源のメタデータを収録しています.
1.OpenCourseWare(OCW)
国内の高等教育機関が運営するOpenCourseWare(OCW)用のウェブサイトから,OERのメタデータを収集・表示しています.
*オープンエデュケーションを推進する団体である Open Education Japan(OE Japan)に所属しており,OE Japanと国立情報学研究所の連携に基づき,メタデータを提供していただいています.
2.機関リポジトリで登録された教材
オープンアクセスリポジトリ推進協議会(JPCOAR)および国立情報学研究所は,機関リポジトリサービスである JAIRO Cloud を共同運営しています.この JAIRO Cloud 内の機関リポジトリ上で JPCOARスキーマのLearning Object というカテゴリ(資源タイプ)で登録されているコンテンツのメタデータを収集,OERリポジトリ上で表示しています.