OER-Repository-Guideline version 1
  • OERリポジトリ ガイドライン version 1
  • (1)OERの背景
    • 国外のOERの状況
    • 国内のOERの状況
  • (2)OERリポジトリ概要
    • 登録されているコンテンツ
    • 基盤ソフトウェア(WEKO)
  • (3)OERリポジトリ:利用者向けガイドライン
  • (4)OERリポジトリ:OER提供者向けガイドライン
    • 機関リポジトリを経由したOER登録方法
    • 独自ウェブサイトからのスクレイピングを経由したOER登録方法
  • (5)OERの活用方法(参照情報)
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  1. (1)OERの背景

国外のOERの状況

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Last updated 6 months ago

北米を中心として,OERの集約および再利用が進んでいます.例えば,アメリカ・シリコンバレーに本社があるNPO団体 が提供する は世界中から50,000件以上のOERが登録,公開されています.OER Commonsは以下のような特徴を持っています.

  • 自動的にOERを収集しているのではなく,コンテンツ作成者がメタデータを付与した上でOERを提供.共有されたOERはライブラリアンがチェック.

  • OER Hubという機能を提供しており,テーマや機関ごとにOERをまとめたグループを作成・公開することが可能.

  • Pressbook(電子書籍公開用CMS)やOER作成のための「Open Author」というCMS的な機能もウェブサイト内で提供.

  • OER活用のための教育プログラム等も開催.

なお,UNESCO主導のOERの推進も進められており,これまでに2回宣言も提唱されています.

*公的資金により制作された教材のオープンライセンス化を推奨​

*OERの生成・活用のための能力開発や政策の策定等を推奨

OER Commonsは多様なOERを集約したリポジトリですが,OERの中でもオープンテキストブックと呼ばれる無料で閲覧できる教科書を登録・公開する という取組もあります.BC Campusは,カナダ,ブリティッシュコロンビア州の高等教育省が予算提供したオープンテキストブックプロジェクトです.現在,100冊以上を提供され,多言語化対応も進んでいます.

また,実際にOERを自身の授業で教員が利用することを想定して,学習するための資料とクイズを組み合わせたパッケージを公開,LMS上ですぐに利用できるようにした もあります.

上記が代表的なOER用のプラットフォームですが,他にもOERを集約したリポジトリには やといった有名なものがあります.

BC Campus
OpenStax
Merlot
Project Gutenberg
2012年 UNESCO パリ OER宣言​
2019年 UNESCO OERに関する勧告​
ISKME(the Institute for the Study of Knowledge Management in Education)
OER COMMONS​
OER Commonsのトップページ
BC Campusのトップページ
OpenStaxのトップページ